twosanの忘備録

銭湯、旅行、乗り物とかが多くなるとおもう。

ウラジオストク旅行 トラム編 2018年3月 

最近急に忙しくなって、更新が滞っております。試験勉強、卒論中間発表などなど。

______________________________________

 

ウラジオストクには「路面電車」が走っている。路面電車と言っても路面を走る区間はほとんど無い。トラムという言葉のほうが正しいかもしれない。

ウラジオストクは駅や港の付近が栄えていて、デパートや銀行、アパレルのお店などは、駅周辺に集中している。かつてウラジオストクのトラムは駅前から出て、北や東に向かっていた。しかし2000年代に廃止が進み、今では郊外の一路線のみである。

とりあえず駅からバスに乗り、ルガバヤ市場に向かう。道路をよく見ると、線路を埋めた跡が見える。ここを数年前までトラムが走っていたと思うと、悔しい。ルガバヤ市場に近づくにつれ、はっきりと道路上に線路が露出するようになる。おそらく町の中心と違って、この付近はいいかげんに埋めたのだと思う。

ルガバヤ市場に近づく。このバスはどうやらトラムの駅の方に寄らないようなので、近い停留所で下車する。グーグルマップを見ると駅までは数100mのようである。とりあえず大きな通りを横断しなければいけない。このあたりは横断歩道も歩道橋も無い。とりあえず現地の人についていく。

f:id:twosan23:20190711140455j:plain

この坂を上れば、どうやら歩道橋があるらしい。しかし坂を上っても道が無い。

f:id:twosan23:20190711140638j:plain

なんと線路が歩道橋の代わりになっているようだ。しかも歩きやすいように線路の真ん中に板が敷いてある。ロシアでは「線路の中に入ってはいけません」という注意書きを見たことが無い。

f:id:twosan23:20190711141058j:plain

「歩道橋」という名の鉄橋を歩いていると、ついにトラムの線路が見えた。正直走っているか、走っていないも分からなかったので、錆びついてない線路が見えたときは嬉しかった。ちょっとすると向こうから可愛らしい一両の電車がやってきた。日本と違って電車は右側通行である。

f:id:twosan23:20190711141435j:plain

ルガバヤ市場につく。ここの雑然とした雰囲気はとても好きである。奥には服や野菜を売る市場が、建物の中はスマホなどを売る店が建ち並んでいる。ここはどうせ後で戻ってくるから、明るいうちにトラムに乗ろう。そう思って私は重厚なロシアおばさんに交じって、トラムの乗車列に並んだ。