「わたしの好きな歌」その1
今週のお題「わたしの好きな歌」。毎日聞きたくなるような歌、たまに聞いてなつかしくなる歌、歌詞がグッとくる歌、歌詞なんてよく分かんないけど聞いちゃう外国曲、どれも全部「わたしの好きな歌」だ。このテーマは長続きしそうなので、「その1」にしておく。では1曲ずつ。
・銀杏BOYZ 『青春時代』
「何で生きてるんだろう」と戸惑うことは、まぁよくある。何をしても楽しくない時期もまぁある。そんなときに聞く曲。
「あああ 僕はなにかやらかしてみたい。そんなひとときを青春時代とよぶのだろう。」
自分の人生の根本はおそらくここにある。トランプの大富豪で、自分には全然有利じゃないんだけど、同じカードを4枚出して、「革命」をしてしまう、あの感じ。(なんかショボい例えだな・・)。やらかせない人生はキツい。
・THE BLUE HEARTS 『情熱の薔薇』
誰でも聞いたことあると思う、有名曲。定番曲。しかし歌詞は決して定番ではない。
「永遠なのか本当か、時の流れは続くのかいつまでたっても変わらない、そんなものあるだろうか。見てきたものや聞いたこと、今まで覚えた全部、デタラメだったらおもしろい。そんな気持ち分かるでしょ。」
分かる。今ある「あたりまえ」を変えたい気持ち。やらかしたい気持ち。
「なるべく小さな幸せと、なるべく小さな不幸せ、なるべくいっぱい集めよう。そんな気持ち分かるでしょ。」
それも分かる。いつもいつも青春時代を生きていたら疲れる。
「答えはきっと奥のほう。心のずっと奥のほう。涙はそこからやってくる。心のずっと奥のほう。」
この曲の作詞作曲を手掛けた、甲本ヒロトの見解。何かやらかしたい。でも自分の身を守りたい。そんな葛藤があるときは、心のずっと奥のほうを訪ねろと言っている。
「情熱の真っ赤な薔薇を。胸に咲かせよう。花瓶に水をあげましょう。心のずっと奥のほう。」
・浅川マキ 『こんな風に過ぎて行くのなら』
前の2曲はですっかり興奮しきったところで、こんな曲を聴く。
「今夜程さみしい夜はない。きっと今夜は世界中が雨だろう」
心が弱っている時、「頑張れ!」という救いが欲しくなる。そんな時音楽は麻薬のように働く。音楽は魔法なのか。頑張ったって、やらかせない人はたくさんいる。心のずっと奥のほうに薔薇が咲いている人は、恵まれているのかもしれない。
心が弱っている時、「頑張れ!」という救いは要らない。と思うこともある。そしてとことん、とことん地の海の底にまで落ちたくなる。もっともっともっと弱くなりたいという気持ち。そんな気持ち分かるでしょ。
そんな時、浅川マキに救われる。海の底に引っ張っていってくれるような感覚。
・大森靖子 『音楽を捨てよ、そして音楽へ』
「音楽は魔法ではない。でも音楽は」