twosanの忘備録

銭湯、旅行、乗り物とかが多くなるとおもう。

ボイスレコーダーとiphoneの比較

SONY PCM-A10とApple iphone5cの違いを比較するために、ほぼ同じ条件で同時に録音してみました。江ノ島電鉄稲村ケ崎江ノ島間の音です。海と並走するあたりで、修学旅行生だ「海だー」と言ってるところとか良いなと思います。どっちがボイスレコーダーで、どっちがiphoneか当ててみてください。

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近況報告

そんなに読者がいるわけではないのですが近況報告です。

最近、新しい仕事が急にドサッと来たのと、血液検査で思わぬ結果が出たのと色々あって、正直ブログどころではありませんでした。

仕事も体調も段々と落ち着いたため、忘れないうちに山陰・韓国旅行のことも書かなきゃと思っています。

そういえば最近、ちょっとした買い物をしました。

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SONYのホームページより

ボイスレコーダーです。ここ最近、音のメディアっていいなと思ってます。高校の修学旅行とか、授業とか録音したのを聞くと、その時の情景がパァっと広がるんですよね。

音って動画の下位互換じゃないかと言われそうで、確かにそんな気もするのですが。。やっぱり動画に比べて音ってかなり手ごろです。

例えば普段通勤、通学している様子を動画にするって、結構ハードルが高いと思うのですが、ボイスレコーダーなら胸ポケットに入れてボタンを押すだけ。何を撮ろうかということも考えなくていいし、周りの目も気にしなくていい。とりあえずそんな手軽さに惹かれてます。

youtu.be

今日の音は「西早稲田交差点を歩いている時に、向こうから子供神輿が来た」です。

山陰・韓国旅行2 

高田馬場を早朝に出て、11時前に名古屋に到着しました。このままさっさと西へ進んでもいいのですが、電車の接続の関係で米子に到着する時間は同じです。そこで名古屋付近で少し寄り道をすることにしました。

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関西本線に乗り換え、桑名に行きます。「本線」というものの快速のくせにたったの2両編成。かといって人が乗ってないかと言えばそうでもなく、いつもそこそこ混んでます。隣を走る近鉄線の方が列車本数も多く、断然便利なのですが、桑名まで440円。それに対しJRは350円なのでちょっと安いです。

学校の授業で習った、輪中と言われる堤防に囲まれた集落を通過し、30分で桑名駅に到着しました。桑名は近鉄養老鉄道三岐鉄道が集まる交通の要所です。今回は久しぶりに三岐鉄道に乗ることにしました。

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西桑名駅

名駅を出て、JR線沿いに歩いていくと三岐鉄道西桑名駅があります。JRからの乗り換え時間5分。ここの乗り換えは何回か経験したことがあるので、まぁ余裕だろうと思っていましたが、なんと駅前広場の工事で、迂回をするはめに。小走りして、三岐鉄道北勢線、楚原行になんとか間に合いました。

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北勢線の車内

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おひとりさま席

北勢線楚原行は4両編成です。関西本線の2両編成に比べると、随分賑やかに感じますが、北勢線の1両あたりの長さは11m~15m。それに対し関西本線の車両は1両20mもありますので、実はそんなに変わらなかったりします。

北勢線は10年ほど前から、ようやく電車に冷房がつくようになったのですが、まだ全ての車両についてはいません。今回乗った編成は4両のうち3両に冷房が付いていましたが、先頭の車両は冷房が付いていませんでした。この日の気温は35度。こんな日に冷房の無い車両に乗る人がいるのかと思ったら、意外といた事にびっくりしました。高校生の話を聞いてると、「冷房のある車両に乗ってしまうと、降りたときに、ギャップですごく暑く感じるから嫌だ」とのこと。たしかにと思って妙に納得してしまいました。

 

 

旅行に行って来ました。松江編1

てんてこてんてこてんてこまいで、なかなかブログを更新出来ていませんでした。8/8から13まで、山陰地方に行ってきたのですが、疲れも取れないまま、日帰りで房総半島を巡るなどしたため、慢性的な疲労感に苦しんでいます。常に体の節々が痛い。

今回の旅の目的は大きく2つでした。一つは松江にいる友人に会いにいくこと。もう一つは今の韓国を見に行くこと。結局どちらも期待以上に楽しく、そして大事なことを思い出す旅になりました。

 

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「です、ます調」は画面の向こう側の誰かに報告しているような気分になる。一方「だ、である調」はつぶやきだ。つぶやきは言ってみれば心の漏れなのだが、それは自然に漏れるばかりでなく、漏らしたくなる時もある。(むしろ現代では「漏れ」より「漏らし」の方が多いのかもしれない)。

今回の旅で感じたのは自分の精神的な老いであった。東京から米子までの普通列車の旅、松江から下関、そしてフェリーで韓国へ渡韓。かつての私には耐えられない苦痛だったであろう。実はこれまで「各駅停車の旅」の良さがあまりよく分からなかったのだ。青春18きっぷの良さは安さでしかなかった。あと何駅、今どこ駅なのかに気が向いていた。それが不思議なことに、今回は苦痛だと感じなかったのだ。松江から下関まで、半日がかりの優雅で贅沢な山陰本線の旅を、ぺろりとたいらげてしまった。時間の流れがもはや若くない。そんな嘆息をとても「です、ます」調で語る気にはなれない。

 

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高田馬場4:38発の電車に乗らなければいけないのに、起床したのが4:20。いわゆる寝坊。幸い荷物はまとめてあったので、顔を洗ってダッシュしました。早朝の山手線はキャリーバッグやリュックサックを持った学生が多く、夏休みなんだと実感させられました。今回高田馬場から松江まで普通列車で行くことにしました。前回の記事で松江までどう行こうか悩んでると書きましたが、やはりお盆の時期ということもあって、サンライズ出雲号の空きが出ることもなく、航空券の値段も上がっていく一方だったので、普通列車の一択となりました。

高田馬場→品川→小田原→熱海→浜松→豊橋→名古屋

というルートでとりあえず名古屋を目指すことにしました。名古屋からどうするかは完全に未定でした。問題は熱海から浜松まで座れるのかということ。この区間は列車の編成が短い上に、旅客が途切れることがないので混雑し、ずっと立ちっぱなしになることもあると脅されてきました。そのためこの区間を真っ向勝負することはいままで避けてきました。かつては東京発静岡行の列車があったため、これを利用したり、夜行列車でスルーしたりとうまく回避しましたが、今回は初めて戦いに挑みます。

結果からいうと名古屋まで問題なく座ることが出来ました。ただその代償として、この区間の写真はまったく撮っていません。乗換駅では常に小走りでした。そんなわけで旅の報告は名古屋からになります。次に続きます。

 

 

 

 

 

 

旅行計画を建てる(松江編)

今度、8/8の夜(もしくは8/9)から8/11まで友人のいる松江に行こうと考えている。塾講のバイトをしていると、夏季はあまり休めないのだが、たまたま受け持っている生徒も家族旅行や帰省がその時期に重なったため、久しぶりにのんびりした旅が出来そうだ。

さて東京から松江にどうやって行こうか。普段自分がどうやって旅行行程を考えるかせっかくなのでお見せしようと思う。

①飛行機

一番無難な選択肢である飛行機。松江に一番近い空港は出雲縁結び空港である。8/9の航空券をskyscannerで検索すると、なんと34000円。もうお盆休みに入ってくるので流石に高い。しかし地図を見てみると松江からは米子空港も近い。空港連絡バスの時刻を見ても、出雲空港松江駅が30分、米子空港松江駅が45分なので15分しか変わらない。今度は羽田→米子を検索すると、大分値段が下がって19000円である。うーんでもまだ高い。ここでちょっとした裏技を考える。この数年、日本の地方空港と海外を結ぶLCCが増えている。実は一回海外を経由した方が安くなる場合がある。

試しに到着地を米子にして、出発地を韓国として飛行機を検索してみる。すると8/9ソウル9:30→米子11:00(エアソウル)がなんと7500円である。東京から韓国まで10000円くらいで行ければ、かなりアリな選択肢になる。すると8/8成田20:30→テグ23:10(チェジュエア)が8000円というチケットが出てきた。テグはソウルと釜山の間にある都市で、テグ→ソウルは列車だと2000円くらい、空港まで行っても3000円くらいで済む。もしくはテグからソウル、インチョン空港まで4000円払ってバスで行く方法もある。

列車の時刻を調べる東テグ駅23:16→ソウル3:14が最終なので、ちょっと間に合わない。もしくは東テグ駅23:50→スソ駅(ソウルの郊外)1:19というのもあるが、これも間に合うか怪しいし、第一ソウルに1:19についても困る。よってテグ→ソウルの移動はバス一択になりそうである。どっちにしても羽田→米子よりも若干割高になりそうである。しかも現地も深夜と朝しかいることが出来ないので観光も出来ない。あまり美味しいプランでは無さそうだ。惜しいけど。

②鉄道

実は松江までは東京から直通で行ける列車がある。サンライズ出雲号。東京を22:00に出て、東京には朝9:30に着く。実は私はこの列車に乗ったことがない。せっかく松江に行くのだとしたら使わない手は無い。この列車を一番安く利用するために、「ノビノビ座席」という設備を使う方法がある。「ノビノビ座席」は、座席という名前だが、実際はカーペットで雑魚寝するスタイルである。鍵もかかるような個室ベッドを利用するのは最低でも6480円かかるのに対し、この「ノビノビ座席」は520円で利用出来る。東京→松江の乗車券が学割で9592円、特急料金が3240円なので、「ノビノビ座席」を利用すれば13352円である。ただおそらく「ノビノビ座席」は人気なため、すでに売り切れているのではないかと思う。一番安い個室ベッドを使用すると19312円。この時期だとこれですら埋まってる可能性がある。

あとはもう東京から松江まで特急や新幹線を使わない方法。これも調べてみると東京を朝7:42に出れば、米子に23:25にどうやら着くらしい。松江まで辿りつけないが、米子までなら車で送ってくれるという。今は青春18きっぷが使えるので2370円で行ける計算になる。東京から大垣まで夜行列車ムーンライトながらを使えば、もっとゆったり行けるだろうが、ムーンライトながらの指定券はだいたい発売後すぐに売り切れてしまう。ネットではプレミアが付き、本来520円の座席指定券が、1000円以上で取引されているようである。ただもろもろ合わせても4500円くらいには収まりそうである。

③バス

あまり気は進まないがバスも一応調べてみる。東京→松江はなんと直通のバスがあるようである。しかし値段がなんとも微妙で、web割を使っても15200円である。しかも4列シート。。 

 

④まとめ

飛行機 8/9 羽田→出雲(JAL) 34000円程度

               8/8夜or8/9 羽田→米子(ANA) 19000円程度

    8/8~8/9 羽田→テグ→ソウル→米子 19500円程度

 

鉄道 8/8~8/9 東京→松江(ノビノビ座席)13352円

             (B個室、ソロ )19312円

   8/8 東京→米子(青春18きっぷ)2370円

          (青春18きっぷムーンライトながら)4500円程度

バス 8/8~8/9 東京→松江 15200円

 

bluetoothイヤホン+本があれば14時間の鉄道移動も行けるのでは?と楽観的に考えている。さぁどのプランで行くか。。

 

北関東ドライブ 伊勢崎編

行田を出発し、しばらく走って利根川を越え、群馬県に入った。

鉄道旅行に慣れると、なんとなく路線のネットワークが頭に入り、地理感覚が身に付いたように感じる。しかしそれは割と偏った地理感覚だと気づく。例えば伊勢崎は、東京から見るととても遠くにあるように感じるが、地図を見てみると本庄の向かい側にあることが分かる。実際伊勢崎、本庄間はバスも一時間に2,3本出ている。所要時間も35分で、高崎を経由する電車に比べて格段に早い。

車は伊勢崎にあるバナナ屋に向かっていた。果物屋では無くバナナ屋である。

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バナナバナナバナナ

バナナ専門店の梅田バナナ商店は、創業から50年近く経つ。ここでは青いバナナをフィリピンなどから輸入し、倉庫で熟成させて販売している。店先に立つ恭子さんは、佐賀県唐津の出身で、色々とご縁があって伊勢崎に嫁いできたという。でも故郷には特別な思いがあるようで、店の中にも唐津のお祭り「くんち」のポスターが貼ってある。

「ほら、食べてみなさい」

「ありがとうございます。いただきます。」

ん、これは美味しい。なんというか。後味が吟醸酒のような、とてもフルーティーな感じ。ちょっとスーパーに売っているようなバナナとは違う。

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バナナ蔵

その美味しさの秘密は、このバナナの蔵にある。実は床の木の蓋を開けると、深さ3mの地下室になっている。この地下室に青いバナナを置き、エチレンガスを充満させて熟れさせるという。

「昔はこの地下室にもぐって、上からくるバナナを置いたり、熟成が終わったバナナを上に出したりしてたのよ」

恭子さんはバナナを乗せるリフトに自ら乗り、バナナより先に地下室に入って、熟成に励んでいたという。

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梅のマークに田んぼの田で「ウメダ」

故郷の話、バナナの話、気が付くと1時間以上も話し込んでいた。話しているときにもお客さんは絶えずやってくる。美味しいバナナは地元にもファンが多いようである。

「名前を教えて。今日の出会いを大事にしたい」そう言われて、僕は紙に名前を控えていった。

「また来ます」

店先で見送る恭子さんを後にし、僕は桐生へと向かった。

 

 

 

 

 

北関東ドライブ 行田編

JR高崎線に沿って走る国道17号は道幅も広く走りやすい道だ。対照的に17号線と並ぶ、中山道は昔ながらの街道の雰囲気を残している。桶川付近なんかは、重厚な佇まいの老舗旅館が未だに健在で、宿場町の名残が感じられる。鉄道や高速バスではこういった景色は眺められない。

車は埼玉県行田市に向かっていた。行田は城下町として発展し、江戸時代以降足袋の生産で栄えた。今でも街中には足袋を保管していた蔵がたくさんある。また市街地の周辺にはさきたま古墳と呼ばれる古墳群がある。これだけ観光資源があるが、高崎線のルートからは外れているため、都心に直結しておらず、知名度もいまいちだと感じる。

大宮を朝10時半に出て、行田に着いたのは昼12時。とりあえず車を秩父鉄道行田市駅前の駐車場に止め、散策をする。スマホで近くに肉屋が無いか検索する。ここ行田には「ゼリーフライ」と「フライ」という独特な食べ物がある。ゼリーフライとフライは名前は似てるが全く違う。ゼリーフライはコロッケのような揚げ物だが、フライは薄いお好み焼きのような、ソース味のクレープのようなそんな感じの食べ物だ。

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駅から5分くらい歩いて、鳥正本店というお肉屋さんに着いた。ゼリーフライ2つ下さい、と言うと今から揚げるからそこで待ってて、と言われた。店主は30代ぐらいだろうか。それにしても一枚70円は安い。

B級グルメの中には、「作られた」ものもあると聞きますが、ゼリーフライは本当に地元で食べられているものなんですか?」

「そうですよ。行田では昔から給食に出たり、おやつで食べたりしてます。」

ゼリーフライは何で出来てるんですか?」

「おからとジャガイモを混ぜたものを衣をつけずに素揚げしてるんです。」

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初めてゼリーフライを食べてみる。全体的にウスターソースの味がする。揚げたあとソースに浸しているのか。聞きそびれた。コロッケと比べて衣が無い分食べやすい。でもしっかり揚げてあるから、外はカリッ、中はフワッとといった感じ。これは美味しい。個人的にはコロッケやメンチカツより美味しい。ご飯のおかずにもなりそう。地元ではご飯と一緒に食べてるんじゃないかな。これもまた聞きそびれた。

店主はフライについても熱く語ってくれた。

「フライも子供の時から良く食べていました。フライの中に焼きそばを挟む食べ方が定番ですね。」

「おすすめのフライのお店はありますか?」

「深町フライ店ってとこが美味しいです。でも普通の家の一階で営業してるので、通りすぎちゃうかもしれません。」

そう言って、お店までの道のりを丁寧に教えてくれた。

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教えてもらったとおりに、歩いて無事に深町フライ店に着いた。これは確かに分からない。この店を知らなければ、確実に素通りしてしまうだろう。しかし店の中は賑わっている。奥のテーブルはお年寄りが集まって談笑している。手前のテーブルは昼休みのサラリーマンのグループ、5人が座っている。本当に地元の人が食べにくるお店のようだ。


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フライ小300円、安い。ゼリーフライを食べて少しお腹は満たされたので、二人でフライとやきそばをシェアすることにした。


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皿からはみ出るフライ。これでも小サイズである。ちなまにあとからやってきたサラリーマンは、思い切って大サイズを頼んでいたが、フライが食卓にやってくると「いやぁ、やっぱ中にしておけばよかったかなぁ」と口をこぼしていた。

フライを一口。うん、これも上手い。お好み焼きみたいに生地が厚くないからとても食べやすい。まさにソース味のクレープと言った感じ。

「昔は新聞紙に巻いてたのよ」

奥の厨房にいた女性が、僕たちのところにやってきて、フライの歴史を語ってくれた。

「フライは足袋工場の女工さんが気軽に食べれるように誕生したものなのよ。具無しで味も醤油味のシンプルなもので、新聞紙にまいてクレープのように提供してたの。」

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今度は奥からお年寄りが話しかけてくる。

「館林の蕎麦はうまい。熊谷のうどんはまずいよ。」

また来ますと言って深町フライ店を出た。行田にはゼリーフライを売る店、フライを提供する食堂が何店舗もあるという。鳥正本店も深町フライ店もまた来たい。でも他のお店の味も気になる。次来るときはうんとお腹を空かせて来ようと思った。