twosanの忘備録

銭湯、旅行、乗り物とかが多くなるとおもう。

ウラジオストク旅行 食堂編 2018年3月 

ロシア料理というと、どんな料理を思い浮かべるだろうか。おそらく日本で一番良く知られているロシア料理は、ボルシチピロシキあたりじゃないかと思う。

東京にもロシア料理屋は何軒かある。こういった店に行くとランチでも前菜→スープ→メイン→デザートといったコースで料理が提供される。イワシのマリネ→ボルシチビーフストロガノフ→チーズケーキなどが定番のコースだ。こういったコース料理というとフランス料理を思い浮かべる人が多いが、実はフランス料理がコースで提供されるようになった歴史は浅い。元々コース料理はロシアで発達し、19世紀にフランスにもたらされたとされる。寒いロシアでは一気に料理を出すと冷めてしまうために、どの料理も暖かいうちに食べられるように、コース料理が発展したと言われている。

しかし今ロシアの食堂で、コース料理が提供されている訳では無い。少なくともウラジオストクでは日本ではあまり見られない独特の形態の食堂が一般的だ。

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空港の食堂

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シシカバブ、ピラフ、米、パスタ

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揚げ魚、フライドチキン、ご飯にかけるシチューのようなもの

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いろんな種類のサラダ

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ロシアのクレープ、ブリヌィ

ロシア語で食堂はスタローバヤと言う。ウラジオストクでは空港や駅前、目抜き通りだけでなく、郊外の住宅街でも見かける。家族連れや大人数というより、一人から二人で食べに来ている人が多い。スタローバヤではガラスケースの中に、サラダからメインまで並んでいて、店員に言うと適量を盛ってくれる。そして自分オリジナルのセットを作る。見た限りだとメインだけという客は少なく、「スープ、サラダ、メイン、主食」や「サラダ、スープ、ご飯にスープをかけたもの(ハヤシライスのようなイメージ)」を構成している人が多い。(場合によってはサラダを抜いたり、デザートを足したりしている)。このあたりはコース料理の伝統が残っているように感じた。というわけで自分もマイセットを作ってみた。

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ものにもよるが、デザート無しで大体500円前後になる。またお得なセットを提供している店もある。

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119ルーブル(約200円)。相当安い

またウォッカのセルフサービスを提供している食堂もあった。

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ウォッカ

ロシア旅行の際は値段も手ごろで味も美味しいスタローバヤを是非ご利用ください。次回は中央アジア料理について書こうと思います。